私は高校生の頃、自転車を運転中に歩行者に接触する事故を起こしてしまいました。その時の私はどうすればいいかわからず、ただただその場で立ちすくんでしまいました。ひとまず家に帰され、両親に事故のことを伝えると、保険の仕事をしていた父(前会長)が「大丈夫。お父さんに任せなさい。」と一瞬、嬉しそうな顔をしたのが今でも忘れられません。その夜、父と一緒に謝罪に行き、私が泣きながら謝罪をした後は、父があれよあれよという間に話をまとめ、その場の雰囲気が明るくなり、気が付いたら相手のご家族もみんなが笑顔になっていました。父の仕事を初めて目の当たりにした私は、魔法にかかったような不思議な心持ちがしました。
保険の仕事をするということは、事故や災害などお客さまのピンチに立ち会うということでもあります。そんなときには自分が泣きじゃくったあの時の気持ちを思い出し、お客さまに寄り添い全力でサポートすることを心がけています。また父が「大丈夫!お父さんに任せなさい」という言葉で私を安心させたように、私もお客さまに「大丈夫ですよ。私にお任せください。」と自信をもって言うようにしています。
私も、これからも日々様々な事故対応に真っすぐに向き合い、経験を積んで、父のような「円満解決に導くプロ」になることを目指します。